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哀悼 東松照明

2013年01月08日

哀悼 東松照明



東松さんが亡くなられた。
昨日、訃報を耳にしてこれほどに東松さんの存在が僕にとって大きかったのかを知った。
2002年浦添市美術館での「沖縄マンダラ」、2008年東京「琉球・沖縄2人展」、2010年沖縄市での「南島」、「アッサラーム・アレイクン」、那覇市民ギャラリー「琉球チャンプルー三人展」、2011年名古屋市美術館「写真家・東松照明 全仕事」、沖縄県立美術館「太陽へのラブレター」などで東松さんの写真とじか
に向き合えたことは幸運だった。
東松さんは本当に自立した人間だった。なにものにも依らず自分の責任で仕事をされてきた。
はじめて自宅に伺ったときに写真を撮らさせていただいた。人を前に緊張することはほとんどないのだが、
このときだけは東松さんの存在に押しつぶされそうになった。大きな山を前にしているような畏れを感じた。あぁ、この人は自然なんだと思った。

ご冥福をお祈りします。
おつかれさまでした。
ありがとうございました。



Posted by 鼠と羊 at 15:09│Comments(2)
◆ この記事へのコメント
ほんとに恥ずかしい、さっきまで知らなかった。
たまたまNHKを見てたら比嘉さん?が話しておられるのを見て、えっと、
止まってしまった。
最近はご無沙汰してるのですが、ジュンク堂から言事堂へ歩いて行く途中で必ずと云っていい程、毎回のようにすれ違ってたのが嘘のようです。
もちろん、恐れ多くも言葉など交わせる訳もなく、唯、いつも頭を下げて挨拶をして通り過ぎてから背中をじっと見つめてました。
いつか、こんな日が来ると、薄々覚悟はしてたのですが、
今は何も云えないです、後悔あるのみ。

阪神淡路大震災から18年目の日に、佐藤芳樹
Posted by 佐藤 芳樹 at 2013年01月17日 21:20
佐藤さん
僕も年明けに訃報に接し、絶句しました。
東松さんが沖縄で最後の日々を選んだことで彼の背中を見ることができたのは
たまたまとはいえ、幸運なことでした。
阪神淡路大震災から18年、僕も40代になりました。
日、暮れて道、遠し。
Posted by 鼠と羊鼠と羊 at 2013年01月18日 17:53
 
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